窓辺の栞、あるいは旅のはじまり

日々の小さな気づき・モヤモヤを留めたり、流したり。

目上は眉、目下は鼻

なるほどですね

ビジネスの場で、「なるほど」を使わないように苦労している。ついつい言ってしまいたくなるので、「なr」辺りで大きく息を吸って、そうですね、と置き換える。

 

なるほどと目上の人に言うのは失礼というのは、理由を聞けば一定の理解はできるレベルだと思う。要は、評価に聞こえるから失礼、という理論だ。1970年代の国語辞典に記載があったというから、ある程度マナーとしての認知があったのだろう。

そもそもの前提、目上の方の発言を評価したら失礼なのか、は人により意見が割れそうだ。昨今、360度評価だとかで部下が上司を評価する制度が導入されている企業も多い。私は反対派であるが、それが許されている企業では部下のなるほども許容されるのだろうか。

少し僻んだ解釈をしたので、正確に考え直してみる。

 

著名な学者の本を読んでいて、的を射た一文になるほどと感想を漏らすのと、上司の指導に対してなるほどと応答するのは、異なるのか。どちらも目上の発信ではあり、自分の発言は同じ。ただ、リアルタイムであるか否かと、相手の応答を期待しているか否かが異なる。

結局ここで感じられる失礼さというのは、立場をわきまえない人間への腹立たしさ、のようなものに根源がありそうだが、どうだろう。わきまえる、なんて今の風潮からしたら自由を縛る忌むべきものになりそうだが、それが自分への戒めやストイックさにつながるはず。

 

私はそこまで心が広くない、狭めの人間なので、腹立たしさを感じてしまうタイプな気がしている。ただ、失礼な人間がいたとして、いちいち腹が立って独り歩きしてしまうような人間にはなりたくない。反面教師として戒める。プチわきまえの連続。

そうしたら少しはマシな人格というものに近づける。かも?